離乳食インストラクター協会ニュース記事
第27回
日本のさかな離れと
さかな屋の嫁の想い①
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2017年4月から9月まで
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こんにちは。離乳食インストラクターでさかな屋の嫁の神田ひかりです。
さかな屋の嫁としての連載がいよいよ最終回となりました。
最終回は2回に渡って「さかな離れ」と言われている現代の家庭の食卓についてお話ししたいと思います。
●さかなが嫌い?
厚生労働省の国民健康・栄養調査報告にて、国民一人あたりの魚介類の摂取量は2001年以降減り続けており、
2006年でなんと初めて肉類の摂取量を下回りその差は拡大を続けています。
なぜでしょうか。単純に「さかなが嫌い」な人が増えたからでしょうか?
●さかな離れの背景

①子どもは骨があるから苦手
子どもは本能的に食べづらい形態を嫌ったり避ける傾向がありますね。
骨があって食べるのが面倒、匂いが苦手など。
子どものさかな嫌いが食卓にさかなが並ぶ回数を減らしている理由でもあります。
②孤食が増えている
共働きや長時間労働で忙しい親。
塾や習い事で忙しい子ども。
家族団欒で食事をする機会が減少傾向にあることで、「食卓」を重視する気持ちも減少しますね。
旬があり、健康的なさかなを積極的に食事に取り入れよう!と思う気持ちも減少しています。。
③調理時間がなく、下処理、後片付けが面倒
共働き、核家族化などのライフスタイルの変化に伴い調理時間にかける時間が減少。
(下処理)や(後片付け)が面倒だと思われている魚介類は敬遠される傾向にあります。
そのような家庭環境で育った子どもは、家庭内での伝承機会を逃し、魚をさばけない大人に成長し、
そのサイクルが続くことでさかな離れも加速していきます。
●さかな離れがもたらす影響
(子どもの健全な発育に影響)
おさかなの脂に多く含まれるDHAやEPAなどの優秀な脂肪酸は、
胎児や子どもの脳の発育に効果があると言われています。
ストレスの多い学生の精神活動にも発揮するこのような栄養素は、
おさかなでしかほとんど摂取できないと言われています。
水産物の摂取量が大きく減少することは、子どもの健全な発育に影響をおよぼすことになるかもしれません。
(日本の食文化への影響)
日本人は幼い時から家族との食卓の中で、お箸を上手に使うための技術を習得してきました。
特におさかなを食べる時、骨や皮を取り除いたりする動きはとても高度な技術です。
さかなと密接な繋がりのある「和食」も近年では食べる機会が減ってきました。
お正月のお節料理ですら摂取減少にあると言われています。
「作物が実るように願われた、田作り」「腰が曲がるまで長寿を祈願したエビ」など。
日本文化を伝承していく上で和食は必須であり、おさかなもその大きな役割を担っています。
さかな離れが進むことでこのようなお箸の使い方をはじめ、
和食の料理に込められた思いなどを伝承する機会も減少していくのではないでしょうか。

このような「さかな離れ」の現状で、みなさんは何を思いますか?
次回はさかな屋の嫁としての想いをお伝えしたいと思います。

